章 胤杰

担当科目 アカデミック・リテラシーⅠ、ビジネス・トピックス

研究テーマ:小売国際化とコンビニエンスストアのビジネスモデル

われわれは日々,様々な小売店舗を利用しています。中でもコンビニエンスストアは,最近では食品廃棄物の削減,24時間営業の問題,スマホ決済の導入と普及などでよく話題になっています。出店する場所やスピード,取扱う商品・サービスの種類,売場のレイアウト,レジ精算や商品発注業務,商品の生産と供給体制など,現在のビジネスモデルはどのようなもので,どのように構築されてきたか,そしてなぜ見直しが必要で,どのように再構築すべきかを議論する必要があります。
一方,海外に進出して事業展開を行う小売企業も多く,コンビニの場合もそうです。例えば,中国ではセブン-イレブン,ファミリーマート,ローソン,ミニストップの日系コンビニ四社が事業展開をしています。当然ながら,日本で作ったお弁当を中国に届けて販売するわけにはいかないため,現地で生産工場や物流センターを設立する必要があります。中国で加盟店を募集する時は日本の契約書をそのまま用いることも不可能であり,言語から内容まで変更または修正しなければなりません。すなわち,小売企業の国際展開においては,ビジネスモデルをどのように移転させるかだけでなく,現地の事情に合わせてどのように変容させるかをも考察する必要があります。
以上のことを踏まえて,私は現地調査などを通して小売企業の国際展開の実態を正確に把握し,そのうえで小売国際化の論理を用いて研究しています。理論を使って現象を説明したり,また実態に基づいて理論を修正したりすることを続けると同時に,実務家とのコミュニケーション重視しながら,自らの研究を通して学術の発展や産学連携に貢献したいと考えています。