青木 真美

担当科目 交通論、都市交通論

研究テーマ:社会の変化と交通の役割

交通の発達は,社会に大きな影響を与えてきました。低廉・安全・正確な交通サービスは,現在われわれの生活水準の質の高さや商品の選択の幅の大きさを支えています。一方、近年多くの天災が日本を襲い、道路や鉄路の分断、空港の機能停止などさまざまな問題がクローズアップされました。
都市内のことを考えても、自動車の普及と道路の発達により郊外へのスプロール現象がもたらされ、郊外の大規模ショッピングセンターの出現と中心市街地の衰退,環境問題,治安問題,公共交通の衰退などさまざまな社会的変化と課題をもたらしています。
目下取り組んでいるテーマは,自動車とその他の交通モードとの共生ということです。便利で手軽な自動車交通は,現代社会に欠くことのできないものですが,エネルギーの過大な使用やそれによる環境問題,渋滞による時間の損失,事故による財産や生命の損失,そして自動車を利用することができない層の移動の自由を制限する結果となるバスや鉄道といった公共交通の衰退をもたらしています。出発地と目的地を直接,乗換えなしで結ぶ自動車の便利さを生かす一方,できるだけエネルギーのロスや環境負荷を軽減し,自動車を利用できない層の移動をどのように保証していくのか,その財政的裏づけは,といったことについて研究しています。