以下、本文になります
西川 純平
- 担当科目
- アジア経済論、国際開発論、国際経済学
研究テーマ:東アジア諸国における自動車産業の発展
私は東アジア諸国における自動車産業を研究しています。自動車産業は自動車メーカーだけで成り立っているのではありません。製鉄会社や自動車の部品を製造する企業はもちろん、直接的な関係はありませんがガソリンスタンド、運送業、郊外のショッピングセンターも自動車産業と関わっていると言えるでしょう。つまり、自動車産業は広範でしかも膨大な数の企業が関わるとても大きな産業なのです。
したがって、多くの東アジアの国々は自動車産業を国の経済発展の重要な部分に位置付けています。なぜなら自動車産業がその国に形成され、さらに発展していけば膨大な数の雇用機会も生まれ、しかも幅広い産業も形成・発展していくからです。実際に、これまで自動車製造の経験がない(あるいは経験が不足している)多くの東アジアの国々が、外国(先進工業国)の自動車メーカーや部品メーカーの力を借りながら、これまで様々な課題を克服しつつ、自動車産業の形成・発展に取り組んできました。
今や自動車生産台数世界一の中国を筆頭に、韓国、台湾、ASEAN諸国など東アジアの国々の自動車産業の発展はめざましいものがあります。とはいえ、これらの国々の自動車産業に課題がまったくないわけではありません。私はこうした課題を明らかにしようと研究しています。
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