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田口 聡志

担当科目 簿記学III、簿記学IV、制度会計論、行動会計学

研究テーマ:未来社会をデザインする:人間心理と経済制度設計

 現代社会は多くの問題を抱えている。グローバル化、少子高齢化、AIと人間の共存、政治不安、国家財政危機、経済の二極化、貧困問題、環境問題などを鑑みるに、未来の社会を明るく描くことは困難であると言わざるをえない。そしてこのような「暗い未来」を変えることは、ついにはできないのだろうか。
 このような問いに対して、「そんなことはない!」と断言したいし、また、断言できるようなエビデンスを、研究の立場から明らかにしたい。それが私の近年の関心事である。特にゲーム理論と経済実験を合わせた実験社会科学という研究領域から、「人間心理」と「社会の仕組み」との関係を科学的に分析し、様々な問題を克服し、希望あふれる未来社会を構築しうるような処方箋作りを目指すというのが、私の研究の大きな狙いである。
 実験社会科学は、どのような制度を導入したら、どんな人間行動がもたらされ、どんな社会を構築することが出来るのか、ということを現実の人間心理に即して(そして現実の制度を作る前に)検証することができるという大きなメリットを有する。さらに最近では、実験から得られるエビデンスの力を政策決定や経営に積極的に役立たせよう、ひいては未来社会をデザインしようという文理融合・産学連携の大きなムーブメントも生じている。「デザイン」という言葉には能動的な意味合いがあり、未来の経済や経営を、研究の力で能動的に変革していこう(実務家と研究者が協同していこう)というのがこのムーブメントの主眼である。私自身もこのムーブメントの真っ只中におり、未来社会をどのようにデザインするかということを、研究室の学生達とともに分析している。

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