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長坂 健司

担当科目 アカデミック・リテラシーⅠ、ビジネス・トピックス

研究テーマ:森林政策学、森林再生の制度設計

森林政策学は文字通り(1)森林に関する(2)政策学です。
森林というと住宅建築用の木材を切り出す場所、というイメージが強いと思いますが、それ以外にも、とても多くの役割を果たしています。薪炭や現在話題の木質バイオマス燃料を生み出す役割、キノコ・ブルーベリーの収穫や狩猟によって直接お金を生み出す役割、地球温暖化問題と深く関わっている二酸化炭素を吸収する役割、さまざまな動植物が育つ場所としての役割(生物多様性保全)、大雨が降っても山崩れが起こらないよう防止する役割(水土流出防止)、等々です。
これら森林の果たす役割で特徴的なのは、森林の生み出す効用が特定の個人や企業に帰着するだけではなく、広く社会一般にも行き渡ることです。また、多くの役割があるということは、多くの利害関係者が存在することに繋がります。このような複雑な背景を持つ森林を、どのように長い期間、持続可能な形で維持管理していくのかを考えるときに大切なのは、森林を維持管理するために個人や組織に守らせるルールを決め、それを順守させる、ということです。これら一連の制度のことを森林政策といい、そのあり方を考えるのが森林政策学です。
現在、私が重点的に取り組んでいるのは、森林再生に関係した制度設計です。様々な理由で失われた森林を復活させる動きは、世界各地で見られます。私は最近アイルランドと中国で現場を見学しましたが、森林再生を成功に導くためには、森林再生に関わる様々な人たちをどのように組織化していくか、また、森林科学の知見をどのように移転するか、といった点がとても重要なようです。これら2点を切り口として事例研究を積み重ねることで、より効果的な制度設計を考察することを、長期的な研究目標としています。
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