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肖 淼

担当科目
 アカデミック・リテラシーⅠ、ビジネス・トピックス

研究テーマ:現代中国における会計制度

 近年,中国の会計制度においては,「企業会計準則」を中心に国際会計基準(IFRS)へのコンバージェンスが推し進められています。しかし,2006年に公布,2014年,2017年に改訂された新「企業会計準則」の内容から見られるように,企業結合会計や減損会計をはじめ,会計処理にIFRSとの差異が依然として認められています。このような差異は,中国だけでなく,日本やアメリカにも存在します。それでは,なぜそのような差異が存在するのでしょうか。それは,その国の制度体系の中で会計制度が固有の役割・機能を果たしているからであると考えます。
 私は,この問いから出発して,経済過程と会計制度の実質的関連性に着目しながら,中国建国時から現在に至る政治経済体制の移行と会計制度の改革との相互関係を歴史的に考察することにより,中国の国家体制のもとで,会計制度の本質的な役割を明らかにするという研究を行っています。具体的には,中国が建国されてから現在までを政治経済体制の変遷にもとづいて,5つの段階に区分し,各時期における会計制度改革の内容を企業形態の変容,および政治経済政策の改革と結び付けて,会計制度が国家体制のもとでどのような機能を果たしているのかを研究課題として考察を行っています。

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