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丸茂 俊彦

担当科目 基本統計学、銀行論、金融システム論、商学

研究テーマ:金融システムの制度設計に関する理論的研究

私の研究領域は金融論です。その中でも、特に、応用ミクロ経済学(情報の経済学や契約理論)の手法を用いた「金融システムの制度設計」を研究の対象としています。
金融システムは、金融組織と金融市場という二つの構成要素と、それを取り巻く会計・法律・規制等の諸制度から成り立つ構築物です。金融システム内部の各主体(家計・企業・金融仲介機関)の行動や、市場あるいは取引における各主体間の戦略的な相互依存関係に焦点をあてて、資産構成、資本構成、金融仲介機関の経済機能、マーケット・マイクロストラクチャー、証券設計、コーポレートガバナンス等の様々な組織的・制度的問題について理論的に分析することが主な研究内容です。
最近行っている研究では、証券化の進展が銀行の経済機能をどのように変化させたのか、2007年から起きた金融危機の発生と伝播メカニズムの解明、銀行の自己資本比率規制を中心としたマクロプルーデンス政策が銀行信用や実体経済に及ぼす影響、などのテーマに取り組んでいます。
近年の情報通信革命により、先進各国の金融システムは、資本市場を中心とした直接金融型システムへと一様に収斂しつつあります。しかし、直接金融型システムにも様々な問題(例えば、バブルの発生など)が残されています。現実の経済において、ファーストベストを求めることは困難ですが、セカンドベストの中から最良の結果を生み出せるような最適な金融システムの構築について考察していきたいと考えています。
また、将来的には、金融システムの国際比較分析を通じて、異なる金融システムがリスク分担や流動性供給などの経済機能をどのように果たしてきたのか、という問題について取り組んでいきたいと考えています。

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