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大原 悟務

担当科目
 現代ビジネス、商業学、商品学

研究テーマ:ユーザーが商品開発に参画する意義

 私は「商品学」などの商業に関連した科目を担当しています。商品価値や品質の〈適切さ〉とは何か、それをどうやったら具現化できるかを意識して、研究や授業に取り組んでいます。
 研究において関心を寄せているのは「ユーザーイノベーション」や「イノベーションの民主化」と呼ばれる現象です。ユーザーが積極的に技術や商品の開発に参画することを指します。ユーザーが実質的に独力で商品化を進める場合もあります。また、企業と協力し合って商品化を実現させることもあります。私は、ユーザーイノベーションの難易度が高いと考えられる医療分野に注目しています。確かに、患者やその家族が単独で新しい薬や機器を開発するのは現実的ではありません。でも、だからこそ、医療分野のユーザーイノベーションには意義があるのではないでしょうか。患者らが安心して開発に関わることのできる、いわば土台となるような仕組みやネットワークの可能性を探ろうとしています。
 「商品学」の授業などの教育活動においては、商品価値やその移り変わりをどうやって受講者に伝えたらよいかと日々考えをめぐらせています。最近、ヒントがありそうと目を向けているのが博物館と図鑑です。どちらも多くは商品以外のことをテーマにしています。しかし、情報を絞り込んだり、画像や造形を駆使したりしている点など、見習うべきところがあります。商品や商業から離れた分野も参考に、創造的に楽しく授業の準備や運営をしよう。こう自らを励ましています。

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