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久納 誠矢

担当科目 基本統計学

研究テーマ:機関投資家の流動性リスクのマネジメントと市場の安定性

年金基金等の機関投資家は、ときに大量に株式売買を行うがゆえに、買いたくても買えない、売りたくても売れない、若しくは売買が可能であったとしても取引所取引における需要と供給により、対象とする証券価格が大きく変動してしまう流動性のリスクに直面することがあります。近年の情報技術の発展に伴うアローヘッドの稼働により、日本においてもトレーダーがモニターを注視するような従来型のハイタッチ取引から、アルゴリズムを用いたロータッチの高速なシステム取引に移行しつつあるなかで、市場に影響力をもつ機関投資家の適切とはいえないアルゴリズムの構築により、大量執行情報の漏洩等から一瞬にして市場が不安定となり、市場の効率性や厚生延いては企業価値にもとづく価格形成に影響を与えかねません。このような機関投資家の最適な執行(トレーディング)量とタイミングに関する研究をおこなっています。
また、取引所における取引のみならず、取引所外取引も欧米において大きなシェアを占めています。日本においても株式取引における取引所集中義務の撤廃により、欧米ほどのシェアを得てはいませんが、取引所外における取引が可能となっています。機関投資家としては、決められた量を決められた価格で執行できること、また自身の大量執行情報を表に出さずに執行が可能であること等から、このような取引所外において取引が可能であれば、同一証券取引所における執行量やタイミングのみならず、最適な取引の「場」の選択と取引所との執行配分も、重要な意思決定課題の一つとなっています。様々な取引所外における取引状況のもとでの機関投資家の執行問題に関しても、研究を進めています。
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