こちらに共通ヘッダが追加されます。
  1. 商学部/商学研究科ホーム
  2.  > 教員紹介
  3.  > 中道 一心

中道 一心

担当科目 経営戦略論、事業システム論、現代ビジネス、外国書講読(英)

研究テーマ:事業システムと競争優位

エレクトロニクス業界において多くの製品分野で日本のブランドメーカーは苦境に立ち、大多数の企業が消費者向けエレクトロニクス事業を縮小している。そんな状況のなかで異彩を放っているのがデジタルカメラを供給する日本企業群である。日本のブランドメーカーは民生用市場の立ち上がりから現在に至るまで、80%前後の世界シェアを獲得しつづけている。多くのデジタル家電製品がデジタル化し、製品構造もモジュール化した。これが日本企業の競争力低下の一因とされている。わたしは、デジタルカメラでも同様に起こっているにも関わらず、いまもなお国際競争力を維持し続けている要因分析を行ってきた。競争次元が高度化し続ける市場環境に対応するために、絶えず事業の仕組みを変え続けてきた。自らの経営資源を正確に認識し、それを補いうる外部企業の経営資源を組み込むことによって、国際競争力を維持し続けたと考えている。
一方で、個別企業のデジタルカメラ関連事業の売上高と利益高の増加スピードや、売上高営業利益率の安定性をみると、企業間で相当な違いがある。それを明らかにするためには、各企業が各国市場の各チャネルにどんな製品ラインアップを、どのように提供したのかを、問わねばならない。各国市場における製品ラインアップとそれを提供する事業システムとの関係や、その背後にある各企業が設定した事業ドメインに関して、文献調査及びインタビュー調査を行っている。同様の研究は、自動車産業、二輪車産業などで研究が進んでいる。日本企業が国際的にプレゼンスを発揮している産業分野で集中的に研究が行われており、これらの研究者と情報交換をすることで、既存の事業システム論、製品開発論、国際経営論に展開しうる研究成果が生み出せることを信じるとともに、実際にビジネスに携わっている企業人に対しても、議論喚起したいと考えている。
.